シャワーの勢いが弱い? それ、給湯器や水道管の「圧」が原因かもしれません

皆さん こんにちは

横尾建設工業の横尾です

まずは地元・上越のうれしいニュースから

上越市内で開催された

プログラミングコンテストで

地元の中学生が見事初優勝したそうです

この大会は 対戦型ゲームを

自作プログラムで競うもので

上越地域のNPO法人が主催

子どもから大人までが

自分のプログラムを動かして戦うという

まさに「頭脳のスポーツ」

今年は特に盛り上がりを見せたそうで

上越にもこうしたデジタル分野の芽が

しっかり育ってきているようですね

(出典:上越タウンジャーナル)

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さて 今日はちょっと

お風呂やシャワーの「水圧」についての話を

最近はオール電化の普及で

エコキュートを使うご家庭が増えています

ただ一方で、「ガス給湯器に比べて

シャワーの勢いが弱い」

と感じる方もまだ多いのではないでしょうか

確かに初期のエコキュート

(20年以上前のモデル)は

水圧が弱いものでした

一般的なタイプだとおよそ190~200キロパスカル

ただ 最近のものには高圧タイプ

(約300キロパスカル)もあり

これは約1.5倍の水圧になります

もし「2階にお風呂がある」

「2世帯住宅で水まわりが上下階にある」

という場合は

高圧タイプのエコキュートを

検討するのがおすすめです

価格もそこまで高額ではなく

ちょっとした快適さアップのためには

十分価値があります

実は「水道管の太さ」が原因のことも

古い家にお住まいの方で

シャワーの勢いがいまひとつ…という場合

原因は給湯器ではなく

水道管の太さ(=口径)の可能性もあります

昔の住宅では 道路の本管から家に

つながる給水管が13ミリ径のことが多く

当時は洗面台もシャワーも少なかったため

それで十分でした

しかし今はキッチンも洗面もすべてシャワー式

13ミリではどうしても水量が足りず

水圧が落ちてしまうのです

現代の標準は21ミリ もしくは24ミリ

請求書の「基本料金」の欄を見ると

13ミリより21ミリの方が少し高いのですが

それでも快適な水回りのためには

必要な投資だと思います

なお 13ミリから21ミリへの変更は可能ですが

道路を一部掘り返す工事が必要になるため

コストはかかります

新築や建て替えのタイミングで

見直すのが理想です

シャワーの爽快さは「圧」から生まれる

今のエコキュートは ガス給湯器と比べても

遜色ないレベルまで進化しています

むしろ 省エネ性・お湯の安定性

という点では圧倒的に優秀

それでも「弱い」と感じる場合は

・エコキュートを高圧タイプにする

・給水管を太いものにする

この2点を見直すだけで驚くほど変わります

お風呂で「なんか物足りないなぁ」と感じていた方

実は設備の圧がボトルネックに

なっているかもしれません

家づくりは「見えない部分」の設計が大事

水圧もそうですが 家の快適さは

目に見えない部分の工夫で決まります

断熱 配管 空調 そして水回りの圧力

こうした「暮らしの裏方」にこそ

設計の知恵と経験が詰まっています

新築でもリフォームでも

もし今後「エコキュートに変えようかな」

「お風呂を2階にしようかな」とお考えの方は

圧の話を設計段階でしっかり相談してみてください

見た目よりも 毎日の暮らしがぐんと快適になります

寒い季節 温かいお湯に包まれる幸せは

何よりのごちそう

その気持ちよさを

きちんと支えるのが住まいの設備です

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それでは また次回お会いしましょう