住宅の基礎と 新鮮なコンクリート

皆さん こんにちは

今日は太陽が出たり 急に雨が強くなっ

たり 不安定な天気ですね

まるで 乙女心のようにコロコロ変わって

いきますね

(乙女心を全く理解していない社長がその様に申しております(笑))

雨降りの日が多くなると 家造りでは

基礎工事

の進み具合が遅れます

現在は【べた基礎】といって 水平面に

コンクリートを展開していくので 大雨

の天候では作業はできません

コンクリート・・・

硬化して固まったものをコンクリートと

いいます

では 作業中に使用するのは・・・

Fresh Concrete

フレッシュ・コンクリート

なんだか新鮮な果物のような呼び名で

美味しそう(笑)

言い換えると

生コン

になります(笑)

Flesh Concrete=生コンはとても

デリケート

なもので 扱いについては 色々な決まり

ごとがあります

◎強度に関係するセメントの配合

◎クラック発生や 施工のしやすさに関係

する水とセメント量の比率

◎プラントで配合してから 現場での荷卸

しまでの時間制限

などなど 挙げれば切りがありません

(新鮮な生コンは 扱いがデリケート)

なぜ ここまで神経質になるかというと

コンクリートの施工は極論をいうと

クラック(ひび割れ)

との戦いだからです

あんなに堅そうで重くても 断面はチーズ

のようで 空砲がたくさんあります

(こんなイメージです!

皆さんが想像するより遥かに密ではなく

乾燥して 縮んで 

引っ張り合って

そしてクラックが発生します

ですので 現場監督と基礎屋さん達は

真夏の炎天下などはとても気を使った

施工をします

ところが・・・

今日 こんな気になるニュースが入って

きました

以下 Yahoo!ニュースより

↓↓↓↓

要約すると 現場であまった生コン

プラントに再投入して混ぜて出荷して

いた・・・

という 罰当たりなことをしていたわけ

です

バカヤロー!・・って感じですね

時間が経って 硬化しはじめた生コンを

再度水分を加えて練り直しても 強度も

出ませんし クラックが発生しまくる

かもしれません

こういったことをされると 現場でどんな

に気をつけて施工をしても 意味がなくな

りますよね

(クラックは入るし お客様には不安を与えてしまうし 社長には怒られるし!)

なにか 防止策はない

んでしょうか?

防止・監視対策として 以下の2つの

検査

が有効になります

➀現場での荷卸のときに 生コンの水分

の目安を確認するスランプ試験を行う

➁試験体(テストピース)をつくってもらい

圧縮破壊試験を行い 強度を確認する

私の個人的な考えでは JIS規格工場

である生コンプラントを信用しても良い

と思っています

ただし 気になる方は 上記➁のテストピ

ースを現場の荷卸場で採取してもらって

現場で養生をして 生コン会社で圧縮破壊

試験をおこなうと良いと思います

試験に立ち会えば 公的機関での試験は

必要ないと思います

(茶筒みたいな円柱形のテストピースをつくります

(試験器で 圧縮して破壊して強度を確認します

※なぜ引っ張りじゃなくて圧縮強度なのか

・・・というお話は また別の機会に!

上記の試験は 土木・建築の公共工事では

必須の項目ですが 民間の住宅で行われて

いるケースはとても少ないと思います

基礎のコンクリートの品質に心配な方は

住宅会社さんへ相談してみてください

若干 検査費用は追加となりますが 驚く

ほど高額なものではありませんので

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