昨日のブログへのご質問についての回答です
皆さん こんにちは
今日の日中は 結構あぶないくらいの気温
でしたね!
仮設のプレハブ事務所の2階は 午後2時
ころには
制御不能
の状態でした(笑)
(エアコン2台でも 暑いです!)
さて・・・
今日も 湿気(湿度)についての補足をさせ
ていただきます
昨日のブログを読んでくださった方から
こんなご質問をいただきました
冬季間の湿気(湿度)
についてです
アパートに住んでいらっしゃる方からの
ご質問で 冬は乾燥してるのに なんで
部屋の中が結露でベタベタになるのか?
・・・というご質問でした
(真夏も真冬も 湿気になやまされるよね)
まぁ 真夏のべた~っとした湿気も気持ち
悪いですが 真冬の窓ガラスや壁に汗を
かく結露も気持ち悪いですよね
空気中で0.5℃の温度差が発生すると
目に見えない結露が発生しています
とくにアパートに住んでいる方が 冬の
湿気=結露に悩まされている理由は・・
【1】開放型の灯油ストーブ
を使っているため
灯油の開放型とは 燃焼排ガスを室内に吐
き出す器具で 上越でも一般的に使われて
います
(雪国の定番ですね(笑))
この暖房機器は 灯油を燃焼するので
パワーは抜群
にあって暖かいのですが 灯油を燃焼した
灯油の量と同じだけの
水蒸気
を室内にまき散らし これが湿気と結露の
発生のもとになります
(カーテンもかび臭くなりますよね!)
【2】そもそも窓の性能と
断熱材の性能が低い
室内の暖かくて湿った空気と 冷気がぶつ
かるポイントで結露が発生します
窓ガラス・窓枠の結露 外周面の壁面の
結露は 単純に性能が低い話しなので
性能を上げてあげれば解決します
・・・ということで 冬の湿気
や結露を防止するには
◎窓と断熱材の性能を高める
◎開放型ストーブは使用せず エアコンに
による暖房をおこなう
・・・と 上記2点の基本的なポイントを
抑えれば 目に見える部分の湿気(結露)
は防ぐことができます
(意外と簡単に解決できそう!)
ただし・・・
目に見えない結露
には 別の対策が必要です
(ここからが大切なところですよ!)
昨日のブログにも書きましたが 人間が
生活活動をしているだけで
水蒸気(Vapor)
を大量に発生しています
物性値特性は 常に
高い方 → 低い方
へ移動します
つまり 室内の暖かく湿度の高い空気が
壁の中を貫通して
温度の低い外部に移動します
これが 目に見えない水蒸気の移動で発生
する壁内結露と呼ばれるもので
◎木材を腐らせる
◎カビの発生を誘発して
健康被害を起こす
まぁ 悪影響でしかないですね
(ぜん息とアレルギーのもとになってしまう・・・)
大切な壁内を守って 健康被害も発生させ
ない方法は いたって簡単です
暖かく湿った空気を 壁の中に貫通させな
いバリアーを設ければ良いのです
Vapor Barrier
水蒸気を防ぐ防御層・・・という意味です
実際の施工写真で見てみましょう!
★薄い茶色のフィルムが 水蒸気の移動を防ぐバリアーです
★社長の手で触っていますが かなりの厚地のシートです
見えない部分の地味な工事ですが 壁内を
守る重要な役割をしています
オープンハウスでは見ることのできない
隠れた作業にも 時には注目してくださ
いね!
それでは また明日お会いしましょう!