看板ができるまでの一年。車社会の上越で“見える”という安心

皆さん こんにちは

横尾建設工業の横尾です

まずは地元の味の話題から

明日10月18・19日からの

「越後・謙信SAKEまつり」で

名物のおぼろ汁が

最後の販売になるそうです

とろみのあるだしに

上越産の豆腐——

冷え込む商店街で

湯気の向こうに行列ができた

あの景色も一区切り

作り手の皆さん

本当におつかれさまでした

(出典:上越タウンジャーナル)

さて本題

先日 事務所の看板が

ようやく完成しました

「できました」の一言で

済ませたいところですが

実はここまで丸一年

看板屋さん案

デザイナー案

社内案……

あっちへ右往左往

こっちへ左往右往

最終的には建物の雰囲気に

合わせた折衷案に落ち着きました

上越は車移動が中心

歩行者目線の縦長サインより

運転席からの視認性を最優先に

結果 上下りどちらからでも

読める向き・高さ・余白を

詰めることに

取付けた翌日から

「場所が分かりやすくなった」

と言われ 正直 もっと早く

やればよかったと苦笑いです

施工写真も撮りました

驚いたのは基礎とアンカーの

“ガチ度”

大きなコンクリートの

フーチング 分厚いアンカー

金具の選定——

台風で飛ばない 倒れない

風荷重を織り込んだ

プロの段取りは

家づくりと同じでした

表からは見えない

“見えないところ”こそ

安全の核 というやつです

看板ひとつで学び直したことを

家づくりに置き換えると——

見やすさは安全につながる:

表札・門柱灯は夜間の視認性

(眩しすぎない明るさ

番地の判読性)まで設計

風と雪は必ず来る:

ポーチ柱や宅配ボックス

物干し金物も風雪条件で

固定方法・基礎寸法を選ぶ

通りからの“関係性”:

車から一瞬で読み取れる

アプローチの誘導

(駐車→玄関までの動線・足元灯)

街並みとの調和:

主張しすぎず埋もれない

“ちょうど良さ”

素材と色は外壁・植栽と

同じトーンで

ちなみに「野立て看板は

やらないの?」と聞かれます

認知効果があるのは承知しつつ

今は通りかかる人に迷惑に

ならない自分たちの足元を

整えることを優先しました

住所が分かる 夜でも迷わない

台風でも安心

派手さよりも

まずは正確に届くサインです

看板は家の表情の一部

見えることは

来やすさになり

相談しやすさになる

これから外構や表札を考える方は

デザインの前に

視認性・耐久性・風雪の三点を

ぜひ一緒に吟味しましょう

見えない配慮が

暮らしのストレスを

静かに減らしてくれます

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それでは また次回お会いしましょう