雪国の知恵! 上越の冬を快適にする家づくりの秘訣
皆さん こんにちは
横尾建設工業の横尾です
冬の上越といえば 雪

そんな雪を有効活用する技術が
上越市のワイナリー「岩の原葡萄園」で
注目されています。(新潟放送より)
こちらのワイナリーでは
敷地内に積もった約300トンの雪を
雪室に入れ ワインの低温熟成に
活用しているそうです
この方法は「日本のワインぶどうの父」
とも呼ばれる創業者・川上善兵衛さんが
考案したもの
電気を使わずに温度を一定に保ち
エコな熟成ができるのがポイントです
上越の冬といえば
厳しい雪に悩まされがちですが
このように雪を資源として活用する発想は
素晴らしいですよね!
私たちも建築のプロとして
家づくりにおいて雪とどう向き合うかを
しっかり考えていく必要があります
そこで今回は
**「雪国で後悔しない家づくり」**
をテーマに
雪対策のポイントをお伝えします!

1.雪国の家づくりで重要なのは「屋根の選択」
上越のような豪雪地帯では
屋根の形状一つで雪の処理が大きく変わります
✓自然落雪型:
勾配をつけて雪を自然に落とす方式
ただし 都市部では隣家や道路への
落雪トラブルに注意が必要
✓大雪型(雪止め設置):
雪を屋根にとどめ
ゆっくり溶かす設計
雪止めの設置が重要で
ピッチを広くしすぎると金具が外れ
まとまった雪が一気に落ちる
事故につながることも…。
新潟の雪は全国的にも「重い」と
言われています
適切な雪止め設計をしないと
屋根が持ちこたえられなくなることも

ハウスメーカーなどでは
コストを抑えるために雪止めの数を
減らすことがありますが
後々のことを考えると
最初からしっかり設計
しておくのがおすすめです
2.「雪の捨て場」は設計時に考えておくべし!
家を建てる際
「雪がどこに落ちるか」
を考えていますか?
例えば 隣家との境界ギリギリに
屋根を設計してしまうと…
→ 落ちた雪がお隣の敷地へ!
これが原因で近隣トラブルになることも

私たちが設計する際は
雪を自分の敷地内で処理できるかを
しっかり考えています
10年に1回、20年に1回の記録的な大雪
のことも想定し
「ここなら安全に雪を下ろせる」
という導線を設計することが重要です
3.「冬の車庫入れ問題」、ガレージ設計で解決!
冬になると 車の出入りが
しにくくなるのも雪国あるある
カーポートやガレージを設計する際
前面道路が除雪路線かどうかを
確認することがポイントです

新潟県内の自治体では「除雪路線図」が
公開されているので
建築予定地の道路状況を
事前にチェックすることをおすすめします
また ガレージ前の雪捨て場を
確保することも重要
「駐車場は広いのに
冬は雪が邪魔で停められない…」
という話をよく聞きますが
ちょっとした工夫で
快適な車庫入れが実現できます!
そこで 横尾建設工業では
**「ガレージ見学会」**を企画中です!
実際に車を入れてみることで
**「この広さならスムーズに停められる!」**
と体感できます
さらに ゴルフバッグやスノーボード
キャンプ用品などを置いて
どのくらい収納できるのかも
チェックしていただけますよ!
4.室内の雪対策も忘れずに!
雪国の家づくりでは
屋根や外構だけでなく
家の中の快適性も重要です
特に ヒートショックを防ぐために
「脱衣所」や「トイレ」も
しっかり暖めることが大切

また 玄関収納に
コートやブーツをしまえるスペースを
確保すれば 室内に雪を持ち込まずに済みます!
横尾建設工業では
雪国ならではの快適な暮らしを
サポートするため
断熱性や収納計画にもこだわった設計を
行っています!
まとめ
「雪国で後悔しない家づくり」の
ポイントをおさらいすると…
✔ 屋根の形状は「落とす」か「ためる」か慎重に選ぶ
✔ 雪の捨て場を事前に考えて設計する
✔ ガレージ設計で冬の快適性をアップ
✔ 室内の寒暖差対策も忘れずに!
雪国ならではの住まいの工夫を
取り入れて
快適な冬を過ごしましょう!
それでは また次回お会いしましょう!