皆さん　こんにちは

今日　建設途中の現場に顔を出しました

屋根まで工事が終わっているので　建物の

なかは　ジリジリする直射日光は当たらな

いので　

意外と涼しい

そう感じます

夏の直射日光を遮って　風通しがいいと

意外と涼しさも感じられますね

(湿度が高くなければ　結構いい感じ)

現場で　年配の大工さんと話をしていると

こんな言葉を発せられるときがあります

社長  この家は

ノリがいいねぇ

皆さん　大工さんの言っている意味って

解りますか？？

（ノリがいいの？？？）

もしかして 

この家は・・・・

盛り上がった場の雰囲気にうま

く順応してハイテンションで盛

りあがれる家・・・ってことな

の？？

(そんなわけないよね(笑))

大工さんの言う【ノリがいい】という意味

は

１階と２階の主要な柱

壁の位置が 上下で一致

している

という意味になります

（ほぉ～どういうこと？）

地震で家が揺さぶられたり　大雪で家が

押しつぶされそうになると　発生する

力（ちから）

は　必ず柱を伝わってきます

（↑こんなイメージ）

もう少し大きな範囲で見ると　柱を含んだ

耐力壁（たいりょくへき）

という部分が重要なことが解ります

（↑こんなイメージ）

私たちの家を【全棟耐震等級２】を標準

装備にしたのは　平成２２年(2010年)か

らでした

【耐震等級３】を全棟標準化したのは平成

２７年(2015年)からでした

耐震等級２から　耐震等級３に移行すると

きに　構造計算で『エラー』が出ることが

多くありました

（上手くいかないなぁ？）

これには　原因があって　耐震等級２では

あまり問題にならなかった

直下率（ちょっかりつ）

という　上下の主要構造体の一致する率

が　耐震等級３では重要なポイントに

なるからです

(熊本の大震災のあとに　大きくクローズアップされた部分ですよ！）

冒頭の大工さんが

ノリがいいねぇ～

＝

構造体の直下率

が良い

という意味だったんですね！

耐震等級３の直下率は　

◎柱の直下率60％ほど

◎壁の直下率65％ほど

◎耐力壁の直下率50％ほど

がひとつの目安になります

住宅会社さんの担当者に

この家の直下率は

何％ですか？

という確認は必ず聞いてくださいね！

とっても重要なファクターです

それにしても　大工さんは数字じゃなくて

経験的にそれを感じているという凄い感覚

を持っているんですね！

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