EVに乗って気づいた“電気の気楽さ”と、家のこれから
皆さん こんにちは
横尾建設工業の横尾です
まずは地元の話題をひとつ
上真砂の道端でソフトボールの
1.5倍ほどある白い巨大キノコが
見つかったそうです

研究者の鑑定では「オニフスベ」
直径50cmを超えることもある
日本最大級クラスのキノコ
らしいですね
図鑑には
“未熟で中身が白いものは
食べられる”と
書かれていても
キノコは自己判断厳禁
採らない・食べない・
あげない が鉄則です
(出典:上越妙高タウン情報)
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さて本題
ここ2週間 社用で電気自動車(EV)に
乗っています
気づいたのは
とにかくガソリンスタンドに
行かないという気楽さ

給油もオイル交換も
頭の片隅からスッと消えます
冬のことを考えると
除雪機や発電機の
“オフシーズンの手入れ”に
悩まされない電動化って
暮らしの摩擦を
ひとつ減らしてくれるなぁ、と
もちろん 価格は
まだ安いとは言えません
でも メンテ頻度と
手間が減るという利点は
確かにある
住まいに置き換えると
これはスマートハウスの
考え方に近い気がします

家電や給湯 空調の状態を見える化・
遠隔操作できる
HEMS(ホーム・エネルギー・
マネジメント・システム)
以前の補助制度では
必須扱いの時期もあって
一度注目されましたが
落ち着いた今こそ
ふだん使いの便利さを
フラットに見直す
チャンスかもしれません
夏の猛暑日が続くとき
外出先から室温を
微調整したり
太陽光の発電・消費を
可視化できたり
冬は 帰宅前に暖房を
やさしく先行運転しておく
どれも「暮らしの摩擦を減らす」
方向の工夫です
導入費用も ハイグレードでも
十数万円台というレンジなら
“使い勝手”で
元を取る感覚に
近いのではないでしょうか
一方で 「オール電化は
災害に弱いのでは?」という声も
現実的です

ここは白黒ではなく
設計でバランスを取る領域
たとえば
給湯・調理は電気+ガスの
デュアルで冗長化する
太陽光+蓄電池や
**EV給電(V2H/V2L)**で
一時的な非常用電源を確保する
停電時でも使える熱源
(薪・灯油・ガス)の
“逃げ道”をひとつ用意しておく
など 地域性やご家庭の
暮らし方に合わせて
耐候性×省エネ×レジリエンスの
三角形を整えるのが
雪国の家づくりのコツだと思います
個人的には 車も家も
“少しずつ電化が進む”と
見ています
理由はシンプルで「ラクだから」

充電しておけば終わり
遠隔で状況が見える
季節の入り口に慌てない
こうした小さな手間の削減の連続が
暮らしの満足度を
じわっと底上げしてくれます
もちろん すべてを一気に
変える必要はありません
給湯から 空調から 照明から
――できるところから一歩だけ
もし「うちの場合は
どう組み合わせるのが現実的?」
という疑問があれば
EV・蓄電・HEMS・デュアル熱源の
“ほどよいミックス”を
一緒に設計します
電気に頼るところ
頼らないところ
冬の上越での最適解は
一つじゃないからです
巨大キノコほど一晩で大きくは
なれませんが(笑)
住まいの電化も
気づけば確実に育っていくはず
次の冬支度 今年は“電気の気楽さ”も
メニューに入れてみませんか

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それでは また次回お会いしましょう