大胆なアイディアで、 便利な動線とゆとりの空間を生んだお家。
大胆なアイディアで、 便利な動線とゆとりの空間を生んだお家。
上越市M様 / 2020年11月完成
新しい家での生活がしっかりイメージできるまで、勉強と試行錯誤を繰り返した家づくり
実際の生活が見えてくるまでしっかり勉強!
お子様が生まれる頃、家づくりを考え始めたM様ご夫妻。家族3人で奥様の実家にいた時、近くで横尾建設の見学会があることをチラシで知り、訪れることに。「お家がすごく素敵で、スタッフもアットホームで親切。雰囲気がよかったです」と好印象だった奥様。
勉強会に何度も参加し、資金計画、住宅ローン、金利についてじっくり勉強しました。収入を確認し、光熱費を試算し、産休育休時の収入減などの対処法など、横尾社長といっしょに考えていきました。「返済プランはこれで大丈夫!」「自分たちも建てられそうだね」というところまで約1年かけました。その間、土地の見方もじっくり学んだそうです。
「とにくかくたくさんの土地を見て、時間による違いも見た方がいい」というアドバイスをもらい、ご夫妻でいろいろな土地を見てまわりました。「通勤時間は?」「環境は?」など考え、「高校生になると意外に通学にお金がかかるから、高校には近いほうがいい」というアドバイスをもらい、先々まで想定して住む家のイメージを固めていったといいます。なかなか決まりませんでしたが、横尾社長から「そこを通った時の感覚、勘も信じてもいいよ」というアドバイスをもらいました。そして、ご夫妻がピン!ときたのが今の土地でした。時間をかけた分、ご夫婦の間で共通の「理想の家」の形が自然に固まっていたからこそ選べた土地でした。結果的に、ご夫妻のお仕事場にも近く、絶好の場所を選んでいました。
プランづくりは、じっくり見て考えて検証を繰り返す!
いよいよ具体的な家のプランづくりが始まりましたが、「こんな家にしたい」という特別なビジョンはなかったというM様ご夫妻。行ける限り見学会に通い、イメージを膨らませていきました。「このお宅には、どんなこだわりがあるのか?」「動線、収納はどうしているのか?」と考えながら家を見てまわったそうです。
見学会で見てきて「いいな!」と思った点は、どんどん図面に盛り込んでいきました。できた図面は、見学会で実際の家にあてはめて確認。さらに手を加えていき、図面の修正は10数回に及びました。
最初はなかったこだわりも、どんどん膨らんでいきました。
玄関からキッチンへの動線にこだわるうちに大胆な変更も出てきました。最初、階段は玄関からすぐのところに考えていましたが、こだわりの動線を確保するために、玄関とは反対側のリビング奥に配置することに。「リビング階段はあまり好きじゃなかった」というご主人でしたが、場所を有効に使うことを優先しました。お買い物からすぐにキッチンへ荷物が運び入れられる動線が生まれました。この階段の移動によって、思いがけず、2階のホールが広くとれるというメリットも生まれたそうです。
2階ホールの面積が広く確保でき、そこにつながるサンルームとともに開放感のある空間が生まれました。「2階に行くのが好きです」と、お気に入りのご主人。奥様も「2階はどの部屋にもさっと行け、トイレにも行きやすいところが気に入っています」と言います。
資金計画をしっかりしていたので、費用面で希望を変更した箇所はありました。「インナーガレージがよかった」というご主人でしたが、家が大きくなってしまい建築費用がかさむので、カーポートに。ただ、位置にはこだわり、雨に濡れずに玄関から車に移動できるように配置しました。
ご夫妻の希望をかなえながらの設計でしたが、横尾建設からの提案もありました。設計を進めると、「ここにも収納ができます」「ここにも、ここにも…」と、いろいろなところに収納がつくれることを提案してくれました。そのおかげで、収納の数も容量もたっぷり。「ここには掃除用具」「ここには食品」と、入れるモノをきっちり分けることができました。
半年住んでみてよかったと思うことは?とたずねると、「全部」だと答えるM様ご夫妻です。ご夫妻とも通勤時間が短くなった上に、家の中も快適。家の中では動きやすく、生活に必要な時間が短縮できて、無駄がなくなったそうです。「洗濯物は乾太くんのおかげで干さなくていいし、食洗機を入れたのでお皿も洗わなくていい」と、とってもラクに過ごせています。
お子様は、プラレールのレールをいっぱいつないで思い切り楽しんでいます。「和室からリビングへと、縦横無尽に走り回っていますが、キッチンから様子が常に見えて安心です」と奥様。
じっくり考えしっかりプランしたおかげで、家事の時短と安心を手に入れ、すっきり片付いた、いいことずくめのM様のお宅です。
LDK
各ドアは木目調で統一していて梁も見せていて、LDK全体が柔らかい雰囲気に包まれている。テレビのある側1面だけ、薄いグレーのアクセントクロスを貼っている。大きな窓からはたっぷり太陽の光がふりそそぎ、梁を見せた分高くなったリビングの天井が開放感を増してくれる。
キッチン奥の扉は玄関につながる。奥様が一番希望していた「玄関からすぐにキッチンに入れる動線」を実現。実家の時、奥まで荷物を運ばなければならなかったという経験から生まれた希望。ポンとすぐに荷物が置けるのが気に入っているという奥様。移動することになった階段は、リビング奥右側の扉の向こうに。
ダイニングキッチン&収納&カウンター
2人とも背の高いM様ご夫妻。キッチンのワークトップは、89cmと高めにした。アパートの時のキッチンが低くて、ご主人は足を開いて身体を低くして作業するなど、腰に負担がかかっていたという。このキッチンではストレスフリー。ワークトップの高さに合わせて、カウンターの立ち上がりが高くなり、リビングから、お料理する時の手元を隠してくれる。
キッチン背面は、奥様お気に入りのドット柄のクロスを貼った。「ちょっと派手すぎるかなと思ったけど、意外とかわいくおさまりました」と奥様。明るいクロスに高い窓で、さわやかなキッチンに。棚にはゆとりをもって調理家電を置けている。高い位置の吊り戸棚は設置しなかったが、キッチンまわりの収納は食洗機を入れていても十分に余裕がある。
ダイニングテーブルはキッチンから並びに配置することに。お料理をキッチンからスライドでそのまま出せるので、配膳も片付けもラクラク。パントリーは、日頃、取り出しやすいように開けて使い、来客時にはさっとロールカーテンを閉められるようにした。パントリー隣の収納には、掃除道具、乾燥機、書類やルーターなどを、食材などとは分けて入れてスッキリ。
カウンターは、お子様の勉強のために設置したが、ご夫妻が仕事をするのにも、何か書く時にも使える。ダイニングテーブルだと食事の汚れが気になってしまうので、分けたほうがなにかと便利。南側なので昼間は明るい陽の光が入る。夜は暗くなるので手元を照らすダウンライトを一つ設置している。
カウンター上に、可動式の物干しユニットを設置。お子様の保育園のものや冬は手袋など、ちょっとしたものを干すのに便利だという。
和室
リビングの隣に設けた和室の使用用途は様々。今はお子様の遊びスペースとして大活躍している。収納がたっぷりなので、お子様のおもちゃもいっぱいしまってある。大きめのクローゼットを設けたので、洋服は乾太くんで乾かしたままかけておけ、仕事の行き帰りの着替えはここで済ませられる。吊り押入れの下には窓を付けたので、明るい。将来的には仏間にもなり、玄関から近いので、客間としても使いやすい。
お子様がこもらない子供部屋
子供部屋は、陽当たりがよく風通しもいい。木目模様を残した白い扉は背が高くオシャレで、天井近くまである収納は容量たっぷり。収納の中には黄色いドットのクロスで楽しい感じを持たせた。キッチンの背面に貼った奥様お気に入りのクロスと同じ柄。下の写真の子供部屋は、窓を少し高い位置に設置した。屋根の雪下ろしのために下屋に出られるようになっている。
寝室
寝室は、全体にうっすらクリーム色で、1面はブラウンのアクセントクロスにして落ち着ける雰囲気に。窓のブラインドも茶色に合わせ、カーテンだけはちょっと遊び心で柄のものにした。物は置かないでスッキリとベッドだけのスペースにと考えた。お子様が転げ落ちないように、ソファーのひじかけように高くなっているベッドを置いた。ゆくゆくは一人ずつのベッドになるように、分けられるものを選んだ。
クローゼットの壁紙は他とは少し雰囲気の違う柄のものに。3面に棚とハンガーラックを設置、1面の棚は奥行きのあるものにして、布団を置けるようにした。
玄関
シューズクロークの入口はアーチ状に。内には、玄関の水色の扉に合わせて、ブルー系統のフクロウ柄のクロスを貼った。シューズクロークには濡れた長靴を置けるスペース、コートをかける場所を確保。反対側に靴をしまう棚を設置した。上りかまちのところには飾り棚にするためにニッチを作ったが、お出かけ前の身だしなみチェックのための鏡を置くのに重宝している。
洗面脱衣&洗濯室
水まわりの床は全部統一して、大理石調のフローリングに。洗濯機の下の水受けが必要ないように施工しているので、直置き。洗濯機下の掃除がとてもラクだという。「ガス乾燥機の乾太くん、欲しいね」と言っていたら、横尾建設がおすすめしていたので、すぐに導入を決めた。圧迫感がないようにと小さめのものを選んだが、それでも5kgの容量があり、十分間に合っている。洗濯機からそのまま入れて稼働させれば、ふわふわに気持ちよく衣類を乾燥させてくれる。干す場所を考える必要もなく運ぶ手間もないので本当にラクだという。「生乾きのにおいもしなくて、大正解でした。そのおかげでベランダをつくらなくてもよかった」とご夫妻。
乾太くんは、かなり空気を吸うので、洗面室のドアをしめていると、ヒューヒュー音がするので、使う時にはドアをあけておくとよいのだそう。
トイレ
1階のトイレは1面に紫色のクロスを貼った。反対側は白いクロスだが、陽の光に反射して、トイレ全体がふんわり紫色に染まる。トイレ前のスペースにあまり余裕がなかったので、ドアは折れ戸を選んだ。使ってみると、開ける時にスペースを取ることもなく、止める器具も必要ないので、かえってストレスがないという。
2階のトイレは朝日が入り、とても明るく「気持ちいい」とのこと。床は、大理石風のフローリング。サッと拭けて掃除もラクなので、かえってこまめに掃除するようになったのだそう。トイレの壁紙は、遊び心で選んでいるお家が多いのを見て、「他とはちょっと違うものにしてみました」という奥様。
その他のポイント
サンルーム
2階ホールにサンルームを設けた。作業台を兼ねたたっぷりの奥行きがある大きな棚を用意。物も置けて作業にも便利で、乾燥機のためのコンセントをつけた。服はここには干さず、洗面脱衣室の乾太くんで済ませていて、サンルームでは主にお子様の保育園で使う布団を乾かしている。外に干すよりは中で干す方が花粉と黄砂などが気にならなくていいという。
小屋裏
高さがあり背の高いご主人も悠々と歩ける小屋裏収納。陽の光も入り明るい。釣りが趣味だというご主人の長い釣竿をしまっておくこともできる。今は物置として使っているが、将来クロスを貼って書斎にすることもできるように床面はグレー系のフローリングを貼ってあり、コンセント、テレビのアンテナ線を設置してある。
外観
外観は、最初に見に行った見学会のお家の深い緑色が印象的で、そこのお家の色を採用。いろいろと迷ったが、結果的にこの色に戻ってきたとのこと。カーテンも緑色、特に意識したわけではなく、本能的に選んでいるのかもしれないとのこと。
庭には芝を植え、木を数本植える計画だとか。カーポート側は全部コンクリートにしたいとも考えている。