偽装免震ゴムニュースから 住宅の耐震性を考える【4】

皆さん おはようございます

いよいよオリンピックのオープニングが

近づいてきましたね

ですが あいかわらずゴタゴタが続いて

気の毒です

無事に開催できることを祈っております

では 今日もよろしくお願いいたします

今週は Yahooニュースで問題になった 

偽装免震ゴムについてお話をしてきました

今日は 昨日のお話しの続きです

マイホームの耐震性をごまかされず 

強度のある家を造る方法 の2回目

です

■マイホームの耐震性を 

うやむやにされない方法【2】

昨日は 家造りにおいて

『耐震の基準』

を皆さまに 勉強して頂きました

復習ですが・・・

○耐震等級2

○耐震等級3

の家を建てるには 

【構造計算】を 行わ

ければいけない

これは大切な事なので 覚えて

おいて下さいね

さて 具体的に 

○何に気をつけたら 

   いいのか?

○どの様にお願い

   したら いいのか?

『耐震をごまかされ

             ないのか』

『耐震住宅に

             なるのか』 

をお話ししたいと思います

では 早速ですが まずは・・・

(1)住宅会社の

発すNGワード

見抜くこと!

住宅会社の担当者や 工務店の社長が   

こんなセリフを言ったら 要注意ですよ

・・・という例を載せますね

結構 住宅会社 あるあるです

こんなセリフを 本当に言います(笑)

『当社は○○工法

 の家だから 地震

 には強いですよ!』

昔は耐震に対しての基準がなかったの

で本当によく聞かれた言葉でした

○○工法が強いのではなく それに

よって得られる地震強度が大切なの

です

こんなセリフを聞いたら NGだと思って

下さい

『当社の家は 耐震

  等級3相当ですから 

  安心して下さい!』

皆さん 気をつけてくださいね

【相 当】・・という言葉が出て

きました

そもそも きちんと構造計算を行えば

【○○相当】

という意味不明な説明は 必要ないんです

つまり 本当のところ 

どうなのか分かって

いないのです

今 この【○○相当】を使う

会社さんは 完全にNGです

真面目に耐震性を売りにしている住宅

会社さんは 構造計算をしっかり行って

います

なので 家の耐震性能にも プライドを

持っています

こんな曖昧な言葉をつかって 大切な

お客様を惑わしたりしません

【相 当】=あやしい 

だと思ってください

『うちは職人集団

昔からの伝統工法

建てるから大丈夫』

工務店社長さんのセリフで 

多いですよね(笑)

私の実家がある安塚区では 数件ですが

築200年前後の【かやぶきの】の古民家が

存在します

こういった家は 梁・柱が極端に太く

【差し構造】 という伝統工法で建て

られています

しかしながら 今の家では コストが

かかりすぎて建てれません

材料も特殊すぎますから

現在の構造材料で 伝統工法と言われて

も 少々無責任だと思います

当然NGだと思って下さい

次に 住宅会社さんに こんな風に

お願いをしてみてはいかがでしょうか

(2)住宅会社さんに 

こんな風に質問して 

お願いすること!

皆さんが住宅会社に対して 耐震住宅を

造りたい!って希望を発信することも大切

です

以下の様にお願いしたり こんなやり取りに

注意してみて下さい

『耐震等級3の家を

造りたいのですが対応

していただけますか?』

まずは 素直に対応してくれるか 

質問するといいと思います

ここで住宅会社さんが

・担当者が耐震等級を知らない

・曖昧な返事をして ごまかす

・耐震等級なんて不要だと 

 逆に説得にかかる(笑)

こんな場合は NGだと思って下さい

冗談のようですが 本当にこんな

セリフが聞けます(笑)

■『許容応力度法に

構造計算書を見せて

いただけますか?』

構造計算をしっかり行っていて 耐震

等級を取得している住宅会社さんに

とっては 驚きもしない質問です

そもそも許容応力度法

知らない場合は 勉強不足だと思って

下さい

耐震住宅の世界では 

標準言語です

・計算書を 見せてくれない

・計算書は 必要ないと言う

こんな場合は 当然 NGです

■『構造計算を第三者

機関でチェックしてい

ただけませんか?』

もし この質問をぶつけて対応してくれる

としたら 

かなり信頼度の高い

会社です

構造計算を行っている住宅会社さんは 

そもそもかなり耐震構造に関して 

意識の高い会社さんです

当然 構造計算を間違えようと思って

いる会社さんはありません

でも 人間が行うことですので 

ミスがないとは言い切れません

第三者の機関でチェックを

受けたものであれば 計算

間違えというミスは かなり

回避できます

ここまで対応してくれる会社さんで

あれば 言うことなしです!

いかがでしたか?

難しくないでしょ?

皆さんが実際に 住宅会社さんと

話し合いをするときに・・・

◎住宅会社さんがNGワードを

 言っていないか?

◎的確な質問をして 正しい答

 えが返ってくるか?

この2つだけ注意していただければ 

『うやむやにされた』

『よく分からないうちに 

  進められてしまった』

ということは 回避できるはずです

もちろん 図面や計算書だけでなく 

実際の現場も伴っての事であるのは 

当然ですよね

耐震のお話しは もっとマニアックな

お話しもたくさんあるのですが

また別の機会でお話ししますね

それでは また明日お会いしましょう!