崖の上のポニョ?
皆さん おはようございます
相変わらず梅雨らしい天気が続きますね
ニュースも 全国の被害状況を伝えるものが
多くなりましたね
そんな中で ちょっと目に付くニュースが
ありました
きっと皆さんも映像を見て
『ギョッ』
となったと思います
大阪の西成地区の崖の崩落
です崖の上に建っていた住宅3軒が
被害に遭いました
原因はまだ分かっていませんが・・・
○梅雨の雨水で 崖の地盤がゆるんだ
○崖の下の建設工事の影響があった
○石垣の施工方法に問題があった
この様な原因があったのではないかと言われ
ています
崖の高さもかなりありましたが 角度も
かなり急勾配です
もちろん 全国いたるところにこういった
場所は存在します
東京の山手線に乗れば 崖上に建っている
住宅を見ることは珍しくありません
当然の事ですが 上越でもこういった地形
の場所はありますし 家も建っています
私のお客様でも これから傾斜地に
家づくりを計画されている方もいます
しかしながら 映像を見ると ここまで
極端な崖上に家を建てるには
躊躇してしまいます
実際に崖上に家づくりを計画するときは
以下の項目を心配します
○敷地が崩れて 家が流されないか?
○斜面の土砂が崩れてきて
家が壊されないか?
○家の真下に地下水脈がある場合
基礎内部の結露発生はないか?
○崖下の住民に迷惑はかからないか?
そもそもの話ですが・・・
『崖の上に家を建てても
いいの?』
・・と皆さんも思いません
でしたか?
調べてみると これらの規制は各行政区
によって違いがあるようです
上越市はどうでしょうか?
住宅の建設許可は 『上越市』が管轄に
なります
崖の傾斜地に家を建てていい
かの判断は『新潟県』の
管轄になります
以下の条例がありました
新潟県建築基準条例
(がけ附近の建築物)
第8条 高さ5メートルをこえるがけに近接
する建築物を、がけの上に建築する場合
は がけの下端と、がけの下に建築する
場合は がけの上端と、当該建築物との
間にそのがけの高さの2倍以上の水平
距離を保たなければならない。
ただし、堅固な地盤又は擁壁を設けた
もの等で安全上支障がない場合は
この限りでない。
ちょっと文章では 分かりにくいですね
漫画にしてみましょう
崖の高さが5.0メートル以上あって
勾配が30度以上の傾斜地には 建設位置
にかなり強い規制があることがわかります
また かなり安全側の基準を適合させて
いると思います
なので 新潟県の『がけ条例』を守って
許可を取れば 崖の上に家を建てても
ある程度は許容出来そうです
もちろん 油断大敵ですよ
皆さん!
また昔から存在する家が 『がけ条例』
に該当する場合は 移転のための
費用が助成されます
国 新潟県 上越市から助成金が出て
最高¥700万円ほどの助成
金額になります
私も今まで知らなかった助成金ですので
該当する方がいましたら参考にしてください
それでは また明日お会いしましょう!