偽装免震ゴムニュースから 住宅の耐震性を考える【3】

皆さん おはようございます

この暑さのせいか セブンさんの

アイスコーヒーを買うことが 朝の

ルーティンになってしまいました

セブンイレブンさんのアイスコーヒーが

一番飲みやすいですね 日本人の好み

に仕上げてあるのかな?

あのドリップマシンが会社に欲しいと 

本気で思ってしまいます(笑)

さて 一昨日から連続してYahooニュース

で問題になった 偽装免震ゴムについて

お話をしてきました

昨日は なぜ耐震偽装が起きるのか?

ということをお話ししました

今日からは 家づくりを考えている皆さま

に も少し身近な部分で お話し

をしてみたいと思います

家づくりの中で 

『耐震』

『耐震偽装』 

に限定してお話しをすると 皆さんが

遭遇するのは 以下のケースです

○耐震性能の嘘をつかれた

○耐震設計をうやむやに

 された

○耐震住宅を建てて

 くれなかった

実は あからさまに『耐震偽装』された

というケースは少ないと思います

『うやむやにされた』

『よく分からないうち

   に進められた』

実際には こんな感じだと思います

それでは どうしたら マイホームを

耐震性をごまかされず 強度のある

家にできるのでしょうか?

■マイホームの耐震性

を うやむやに されない

方法【1】

まずは

『耐震の基準』

を知ることです

基準を知らなければ 比較もできませんし 

皆さんがお家造りをする時の 目標値設定

もできません

今日は 耐震性の基準を学んで

いただきます

国土交通省も 建築物の地震に対しての

強度を制定しています

『等 級』

という表現をしています

現在 この等級は 1~3まで3段階

あります

数字が大きくなるほど 地震に

強い建物になります

漫画で見た方が 分かりやすいですよね

この図は 私がお客様と家づくりの

お勉強の時に使うのですが ピラミッドの

上に行くほど 耐震性が向上します

では 早速ですが

➀耐震等級1

   とは・・・

500年に1回の地震を想定

◎住宅の耐震性の最低限度

 の基準

◎構造計算を必要としない

ここで 気にして欲しいところは 木造2階

建ての家は 

『構造計算』をしない

でよい

・・・という点です

理由は 『4号特例』 という抜け道が

あって これが住宅の耐震性が向上

しない原因になっています

つまり 極端な言い回しをすれば

『むずかしい計算を

しなくても 家を建て

もいいですよ』

という基準です

どうですか 問題ありますよね?

➁耐震等級2

   とは・・・

◎等級1と比較して 1.25倍

 の耐震強度を持つ

750年に1回の地震を想定

◎小学校や病院はこの基準で

造られる避難所になるレベル

の建物)

◎構造計算が必要

➂耐震等級3

   とは・・・

◎等級1と比較して 1.5倍

 の耐震強度を持つ

1000年に1回の地震

 を想定

◎警察署や消防署はこの

基準で造られる (防災拠点

なるレベルの建物)

◎構造計算が必要

まとめると(木造2階

     建てにおいて)

○耐震等級は 3段階ある

○耐震等級1は 最低限度の

 基準 構造計算は行わな

 てよい

構造計算という作業が必要

 なのは 耐震等級2と

 耐震等級3である

いかがでしたか?

家造りの【耐震性の基準】は 

そんなに複雑ではないですよね?

まず家造りを考えたら 自分達の建てる家は 

『どの基準をクリア

する家にするか』

ここから考えましょう

それでは 明日はこの続きのお話し

■マイホームの耐震性を 

うやむやにされない方法【2】

をお伝えします

また明日 お会いしましょう!